2012年 06月 20日
流し撮りの考察 第3回
さて、流し撮りの考察もいよいよ最終回です。

今回はトリッキーな流し撮りについて解説をしていきたいと思います。
まずはこちら
e0157717_1202942.jpg

シャッター速度 1/15 絞り数値 5.0  ISO感度 250   焦点距離(APS-C) 10mm

超広角レンズによる流し撮りです。
このような超広角で普通に流すとピントがごく一部にしか合わず、流し撮りには向いていませんが、
カメラを縦にして、画面の下側で被写体を追いかけ「Uの字」を描くように振ると、画面上側が弧を描くように流れます。
コレを魚眼レンズを用いて行うと、画面の上側は円を描いて流れます。



次にこちらを
e0157717_1273696.jpg

シャッター速度 1/8 絞り数値 22.0  ISO感度 100   焦点距離(APS-C) 35mm
この渦巻くような流しは、ズームリングをしっかり持って、カメラの方を回しながら流しています。
ハッキリ言って、被写体が基本ブレるので、使え無い技ですが、応用の余地はあろうかとおもいます。


次は「流し止め」です。
e0157717_121129100.jpg

シャッター速度 0.4秒 絞り数値 2.8  ISO感度 800   焦点距離(APS-C) 200mm
これはやり方は簡単。流し撮りを途中で止めるだけです。
はじめは被写体を追いかけながら流し撮りをして、シャッターを切っている途中でカメラの動きをピタリと止めます。
すると、流した被写体と背景が両方露出される、なんとも不思議な画を撮る事ができます。


次もちょっと凝った撮影方法「ストロボ・ズーム流し」です。
これは3枚の写真を足し算したようなものです。
e0157717_12191276.jpg

                            +
e0157717_12194058.jpg

                            +
e0157717_12201449.jpg

以上3枚の画を足すと、こんなイメージになります。
e0157717_12213011.jpg

シャッター速度 1/8 絞り数値 2.8  ISO感度 3200   焦点距離(APS-C) 55mm

この画は1枚目の写真を夜間にストロボを使用して撮影したものです。

夜間撮影によって、流れる街灯の輝跡を表現しつつ、ストロボを使用して、桜の花を写し出しています。
では、何故桜が止まって見えているかと言いますと、夜間に桜を撮っても、暗いので、ほとんど写りません。
しかし、ストロボを当てる事によって露出が高くなり、桜が写ります。しかし、ストロボの発光時間は極めて短く、桜は一瞬しか露出されません。なので、スローシャターの画像に対して、桜の花が一瞬浮かび上がる訳です。
ちなみに、この時のストロボの発光量を最大限まで弱く設定しています(デジタル一眼カメラでは内臓ストロボでも発光量を調整出来ます)
肉眼でストロボを見ると、だいたいマメ電球を使用した懐中電灯くらいの明るさしかありません。
ストロボを調整せずそのままし使用すると、桜が真っ白になり、新幹線が写らない所か、新幹線の運転士に影響さえ出てしまう可能性がありますので、ご注意ください。


それでは最後の一枚です。
コレは新幹線の写真では無い。と思われる方はスルーしていただいて結構です。
ただ、魅力的な表現を探究されている方には参考になろうかと思います。
e0157717_12394684.jpg

シャッター速度 1/5 絞り数値 1.4  ISO感度 800   焦点距離(APS-C) 50mm

この画はズーム流しの要領で、フォーカスリングを回しています。
ただ、最初からリングを回してしますと、ただのピンボケ画像になってしまうので、ある程度普通に流して新幹線の輪郭を露出させ、シャッターを切っている最中に、一気にフォーカスリングを回してます。

そうする事によって、幻想的な世界を表現しています。
ちなみに、この技法は夜景撮影や花火の撮影でも使えますので、興味のある方は一度試してみて下さい。


以上、ド素人の私が偉そうに解説をしてみましたが、皆様の参考になりましたでしょうか。

新幹線撮影をより楽しく、また新幹線の写真がよち魅力的なものになれば嬉しいと思います。


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by n700-7000 | 2012-06-20 18:00 | Comments(0)
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